「これは！」と思う賃貸物件を見つけたら入居の申し込みをおこないますが、実はそれだけで住めるようになるわけではありません。
申し込みから契約までの間に、「その物件に住むのにふさわしい人物なのか」を審査されるからです。
今回は、家を借りるときに必ずおこなわれる入居審査について解説します。
賃貸物件へのお引っ越しを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸物件を借りる前におこなわれる入居審査とは？
入居審査とは、大家さんや管理会社が賃貸物件を貸す際に「安心して物件を貸しても良い人物なのかどうか」を判断することです。
物件を貸すということは、家賃滞納などのリスクがつきものです。
また、非常識な言動が目立つ人物の入居を許せば、元からいた住民との間にトラブルが起きるかもしれません。
そういった事態を事前に回避するために、物件を貸す前にその物件に住むのにふさわしい人物かどうかを審査をおこない、もし審査に落ちればその賃貸物件は借りられません。
賃貸物件の入居審査では収入も審査対象になる？
入居審査でもっとも重視されるのは、やはり家賃の支払い能力です。
家賃の支払い能力については、本人の月収が家賃に見合っているかどうかが審査されます。
そのため審査時に契約者本人や連帯保証人の収入証明などの書類が必要になるので、事前に準備しておきましょう。
入居審査を通過するための収入の基準は、月収ベースで家賃の3倍以上であることがほとんどです。
たとえば、月々の家賃が10万円の物件を借りたいのであれば、月収30万円、年収にすると360万円の収入が必要となります。
物件によって細かい基準は異なりますが、家賃に対して収入が大幅に見合っていない場合は、入居を断られる可能性が高いでしょう。
申し込み時の対応や身だしなみなどから伝わる、入居希望者の人柄も審査の対象となる場合もあります。
内見や面談時には常識的な態度で臨みましょう。
賃貸物件の入居審査に必要な日数は？
入居審査にかかる日数は、たいてい必要書類を提出したあと3日から1週間です。
繁忙期であったり、大家さんが忙しかったり地方に住んでいる場合は、余計時間がかかる傾向にあります。
申し込み書に不備があった場合もそれだけ余計に時間がかかってしまうため、在職証明書や収入証明書などの必要書類はお早めにご準備ください。
書類の記載事項が多くて大変かもしれませんが、漏れなく記入するようにしましょう。
申し込みから1週間が経過してもなんの進展も見られない場合は、遠慮せずに担当者に連絡を入れてください。
大家さんが審査に不慣れで、思ったより時間がかかっている可能性もあります。
まとめ
賃貸物件への入居を希望される場合は、申し込み時におこわなれる入居審査に通らなければなりません。
収入に関しては家賃の3倍以上が基準になっていますが、勤務先やその人の人柄なども含めて総合的にチェックされるケースもあります。
審査にかかる日数は3日から1週間くらいであることがほとんどのため、日にちに余裕をもってお部屋探しをしましょう。
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