これから家を建てたり購入したりしようと考えている方は、家の面積は測り方によって複数あることをご存じでしょうか。
面積のうち、建築面積は建ぺい率と大きく関係しているため、建築面積に該当する箇所がどこなのかを理解しておくことが重要です。
本記事では、建築面積とは何なのか、ほかの面積との違いや建ぺい率との関係について解説します。
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建築面積とは
建築面積とは、建物を真上から見たときの面積であり、1階と2階のうち大きい面積が建築面積に該当します。
2階建て以上の建物では、1階部分が建築面積となるのが一般的ですが、2階の面積が広ければ2階の面積が建築面積となります。
バルコニー・ひさし・外階段などが1m以上突き出している場合は建築面積に含まれますが、突き出ている先端部分から1m後退した部分までが建築面積となるのです。
柱と屋根からできているカーポートも建築面積に含まれますが、屋根がない駐車場や中庭は建築面積とみなされません。
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建築面積に似ている用語との違い
建築面積と似ている用語には、延べ床面積と敷地面積がありますが、延べ床面積は建物の床面積すべてを合計した面積です。
2階建ての延べ床面積は、1階と2階の床面積を合計した数値であり、平屋であれば延べ床面積と建築面積はほぼ同じです。
また、敷地面積は土地の面積をさしており、具体的に言うと土地を真上から見た水平投影面積となっています。
このため、土地が斜面にあると傾斜や高低差が反映できないため、実際の面積よりも敷地面積の方が小さくなる場合もあります。
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建築面積と建ぺい率の関係
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合であり、住居系・商業系・工業系・その他の用途地域ごとに、30%から80%程度の数値で建築基準法で定められています。
土地が複数の用途地域にまたがっている場合は、面積が広い方の用途地域の数値が適用されます。
建ぺい率の制限を設けているのは、敷地にゆとりを持たせ、快適な住環境を実現したり防火対策をおこなったりするためです。
自治体によっては、建ぺい率の制限を条例で設けているケースがあるため、自治体に確認すると良いでしょう。
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まとめ
建築面積とは、建物を真上から見た時の面積であり、1階と2階のうち大きい方が該当するほか、屋根があるカーポートやバルコニー・ひさしなどの一部も建築面積に含まれます。
建築面積と似ている用語に、延べ床面積と敷地面積がありますが、延べ床面積は建物全体の床面積を合計したものであり、敷地面積は土地の面積をさしている点が違いです。
また、建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合をさし、用途地域ごとで数値が定められています。
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和光地所 株式会社 本店 メディア担当
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